善峯寺は平安時代の中頃、長元2年に源算上人によって開かれました。みどころは江戸時代に建てられた諸堂が立ち並ぶ約3万坪の境内や山門にある源頼朝が寄進した阿吽の金剛像、石段を上った先の本堂や多宝塔である。
「西国三十三ケ所」への巡礼

「西国三十三ケ所」への巡礼は昔から現在に至るまで、信仰を大切と考え、その信仰をさらに深めるために各霊場を訪れる参拝者が引きも切りません。
全国に点在する霊場の中でも、特に「西国三十三ケ所」には巡礼者が多く、その理由としては宗教や歴史を感じることが出来る国宝や重要文化財、さらには貴重な寺宝が各お寺に大切に保管されているからです。
そんな「西国三十三ケ所」への巡礼者は、以前が年配の方が多かったのですが、昨今は若い女性やカップルの方が見受けられるようです。
若い方々の巡礼が増えたという要因には各寺院でいただくご朱印を集めることが、少し不謹慎な言い方になりますが、スタンプラリーのように捉えられたり、さらにはご朱印帳もオーソドックスなものから可愛らしいものまで様々な種類が用意されたからだと思われます。
特に平成30年(2018年)で草創1300年を迎える「西国三十三ケ所札所会」はその記念事業の一環として、各寺院で特別な御朱印「特別印」を授与しています。
この「特別印」は三十三の寺院が、各々独自に製作したもので、各寺院の境内やゆかりの人物、さらには花や風景をモチーフにしたものや、文字のみで構成されたものなど多種多様に揃っています。
「特別印」の授与は2017年1月1日(日)より2020年の事業終了日まで実施
尚、「特別印」の授与は2017年1月1日(日)より2020年の事業終了日まで実施されています。
さらに「西国三十三ケ所」草創1300年記念事業として、普段は公開されていないお堂や宝物の「特別拝観」や毎月1回1札所で特別な御朱印を授与する「月参り巡礼」を行っています。
もっと言うと各札所の近辺にある飲食店において、お寺にちなんだスイーツを食べ歩くという、新しい巡礼のスタイルである「スイーツ巡礼」も併せて行われています。
草創1300年を迎える「西国三十三ケ所」を取り上げたテレビ番組も放映されている今の機会にぜひ「西国三十三ケ所」を取り上げて、皆さんの巡礼の手助けが出来ればと思います。